先日の飛び石によるフロントガラス亀裂の補修の際に説明を受けた、「自動車保険ノンフリート等級制度改定」についてまとめてみる。

画像1


もともと今回の改定は、保険契約更新時に
・前年に事故を起こして保険を使った人
・前年に無事故で保険を使わなかった人
が同一等級になった場合、支払う保険料が同じなのは不公平なんじゃないのか?ってことが発端らしい。

この不公平を是正する為に、大きく2つのポイントで改定されたということ。

1.等級割引率が事故の有無により差をつけられる
改定前:保険を使った人と使わなかった人では同じ等級であれば割引率は同じ。
改定後:保険を使った人と使わなかった人では、同じ等級であっても保険を使った人のほうが割引率が格段に低下。この割引率低下の期間は向こう3年は継続される(3等級ダウンの場合。1等級ダウンの場合は1年間)。
ただし、その間保険を使わなければ等級自体は毎年アップする。
画像1


2.等級据え置きを廃止し、1等級ダウン扱いになる
改定前:車両盗難や飛び石や落書きなどは保険を使っても次回更新時は等級据え置き。
改定後:改定前に据え置き扱いであったものでも保険を利用することで次回更新時1等級ダウンとなる。等級据え置き扱いは全て廃止。
画像1



つまり、保険を使うことになった場合、その後の負担が今まで以上に格段に増えるということになる。

今までもそうであるが、今後はそれ以上に保険を使うかどうかを良く考えないと、自己負担しておいたほうが後々得するということが多くなるようだ。
保険を使う時はホントに支払額がやばいときぐらいになり、軽微な補修などは自己負担になることになるんじゃないかな。

まぁ、根本的に保険会社が儲かるようになっているわけで、保険はお守りみたいなもんとして考えることになるんだろうなぁ。


で、この改定のタイミングがいつなのかということだが、
制度改定のタイミングは平成24年4月1日。
ただし、1年間は周知期間となっている。平成25年4月1日以降は完全に新制度に移行されるが、実際の新制度導入のタイミングは各保険会社による。
大手の場合、ほとんどが平成24年10月1日以降の保険契約・更新分から新制度となっている。


保険の契約の時とか実際に使う時はちょっと注意が必要だと思った。

    このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

トラックバック